2026年度 第1回(通算第19回)大学教育リデザイン研究会
次代の「博士人材」に対する支援策
日時
2026年6月26日(金)10:30-12:00
場所
岡山大学(津島キャンパス)一般教育棟A棟4階A44教室 *必要に応じて学内限定Zoom配信も行う
講師
荒木 杏奈 氏(三菱総合研究所)
内容
「博士人材」への注目が高まっています。文部科学省が2024年3月26日に取りまとめ公表した「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」は、『社会の変革、学術の発展、国際的ネットワークの構築を主導し、社会全体の成長・発展をけん引することができる重要な存在』である博士人材の増加を求めています。こうした提言に対して、ある種の既視感を抱く大学関係者のいることが否めないのも、また一方の現実でしょう。10年前のリクルートワークス研究所機関紙の特集は、『博士を採用できない企業の”病”』でした。とはいえ10年が過ぎ、風向きに変化もあります(日経ビジネス)。
イノベーションをはじめとする研究力の向上が、産業競争力や国力の増進には喫緊の課題となってきたことがうかがえます。しかしながら、その研究力を次代へとつなぐ、博士課程学生を含む若手研究者である「博士人材」が増加してきたのかといえば、進学者等の苦しい数値もあり、冒頭の文部科学省提言につながるともいえるでしょう。事態は、ループしてしまっているようにも見受けられます。
さて「博士人材」の安定的な輩出には、不透明なキャリアパスや経済的な不安の払拭を優先課題としがちですが、世界に目を向けたとき、次代の「博士人材」や大学関係者の気づいていない支援策があるかもしれません。本研究会では、2021年に公表された報告書をベースに、本学における実施・改善にあたっての新たな視点や課題の共有、組織的展開に向けた突破口を探ります。
【参考】
文部科学省 令和2年度科学技術人材養成等委託事業「諸外国の若手研究者の処遇の状況及び関連施策等に関する調査」
文部科学省 「博士人材活躍プラン~博士をとろう~」について
リクルートワークス研究所 2014「博士を採用できない企業の”病”」『Works』No.126
日経BP 2024「博士を生かせ」『日経ビジネス』No.2261
三菱総合研究所 2025「次期科学技術・イノベーション基本計画への14の提言を発表」
内閣府「第7期科学技術・イノベーション基本計画(令和8年3月27日閣議決定)」
その他
主催:教学企画室
対象:教育推進委員会委員はじめ本学の教務関係者、アドミッション委員会委員はじめ本学の入試関係者、教学企画室及び学務部の教職員、部局長ほか関心のある方
